***** 脱衣所の戸が開かれると、そこに現れたのは、大迫力の裸体。 100を越えるバストどころか、股間すら隠しもせず、彼女は浴室へと入ってくる。 浴室は先客がいた。先客に対して、彼女はなんの恥じらいも抱かない。 「正ちゃん、頭は洗った?」 無言のまま、弟は首を振る。 振り返りもせず、全裸で椅子に座ったまま俯いている。 「ダメよ、頭は毎日洗わないと… 女の子に嫌われちゃうよ…」 姉は、笑みを零すと、お湯の中に身を投じる。 肩までつかっても、そのボリュームのある胸がポッカリと浮島となる。 それから、一分ほど、無言の空間に、換気扇の音だけがひびく… 「しかたないなぁ…」 勢いよく、恋が湯船から上がる。 全身から、お湯が流れ落ち、滴りが、豊かな胸の曲線からポタポタと降りていく。 「おねぇちゃんが、洗ってあげるね」 俯いたままの弟の背中を前にして恋が座り込み、スポンジやソープ類を並べていく。 「頭を洗ってあげるのって、何年ぶりかな…」 返事のない弟の頭に、シャンプーを乗せて、なで始める。 「痛い!」 「御免! いたかった…」 すぐに手つきが優しくなる。弟の頭には、コブが出来ていた。 「なんで、ケンカなんかしたの… あんなに、仲が良かったじゃないの」 「あいつが悪いんだよ…」 「でも、先に手を出したのは正ちゃんなんだからね… 明日、あやまりなさいよ」 「いやだ…」 「もぅ… 強情なんだから…」 クスクスと笑みを浮かべると、恋の指が、弟の項から、耳の裏を撫でる。 「ねぇ… 一つ聞いてもいい…」 「なに? いいよ。」 「いつも、行ってる喫茶店のマスターとさ… 付き合ってるの?」 「誰が?」 「お姉ちゃんが…」 「どうして、そうおもうの?」 「いつも… 気分よさげに話してるし… 」 「誤解よ… マスターは、コーヒーの先生なの。水出しコーヒーとか、焙煎とか… 正ちゃんも好きじゃない…」 「けど…」 「どうして、そんなこと聞くの? もしかして、それがケンカの原因?」 「…………」 「噂に振り回されちゃダメよ。それに、正ちゃんが一番わかってるじゃない」 「けど…」 「お姉ちゃんは、正ちゃんだけだって…」 呟いた恋は、弟の首を抱きしめる。 量感ある乳房が肩でひしゃげる。 暖まった肉体から、柔らかさと温もりが伝わってくる。 「けど、あいつは…」 「なんて、言ったの?」 「お姉ちゃんが… その… マスターと… 」 「マスターと?」 「セックス… してる… って…」 「信じたの? いけない子ね…」 思わず笑みを零す恋とは対照的に、弟は眉を潜めた。 「だって、あいつ、お姉ちゃんならなんでもやりたい放題だなんてことを言うから!」 「だからって、殴っちゃうなんてやりすぎよ」 「そんな事されちゃ、誰でも怒るわ… コブ一つですんでよかったじゃない」 シャワーのコックを捻り、熱い湯が頭を洗う。 「はい、頭は終わり」 改めてスポンジを手に取る恋。 「ごめん… 明日はあやまるよ」 「そうしなさい。素直な正ちゃんは、大好きよ」 スポンジで立てた泡を、弟の肩に乗せる。 「それで、正ちゃん…」 「なに?」 「想像したのかな…」 「ナニを…」 「お姉ちゃんが、マスターと…」 「セックスしている所…」 その言葉だけは、耳元で囁かれた。 脳で、意識した瞬間から、弟の胸が、熱く鼓動を早める。 「そんな… こと…: 「正直に言って… どうだったの?」 姉の指先が、肩から二の腕を撫で、背中から脇腹まで泡を塗る。 「した…」 「それで…」 「すごく… イヤだった…」 「それだけ?」 「そ、それは…」 「勃起した」 「勃起したよ…」 「いけない子ね… お姉ちゃんのセックスする姿を想像して、オチンチン勃起しちゃったんだ…」 脇腹から、胸元を撫でる時には、正太郎の背中いっぱいに、豊かな乳房が押し付けられ、頂点にある凝りがコリコリと当たる。 既に、股間は平静な状態ではいられなかった。 「した?」 「なにを?」 「オ・ナ・ニー?」 耳元で囁かれると、ゾクゾクと背中に快感が走る。 吐息が耳朶を打ち、唇が触れる。 「した…」 「オチンチン… 扱いたんだ…」 ゆっくりと、恋の指が下腹へと南下する。 少年の薄陰毛をかきわけ、熱くそそり立つ勃起の根本に到達する。 「うん…」 「普段は皮かむりのくせに… 大人なんだよね?」 根本から数センチの位置に指を添え、根本へと引っ張る。 包皮に隠れていた先端が、スルリと露出する。 幹とくらべて1回り太く、その境目はシッカリと高い。 使い込まれたそれは、鈍く黒光りしている。 「ちゃんと、洗わないとね… 不潔だと… ガールフレンドに嫌われちゃうぞ」 剥き出しになった先端はビクビクと脈打ち、空気に触れると、湯気を立つ。 「ガールフレンドなんて… いないよ… 知ってるくせに…」 「けど、清潔にしておかないとね…」 根本に添えていた両手を離しても、剥き出しの勃起は、ビクビクと威勢を保っている。 背中から胸を離すと、恋は、改めて風呂の湯で胸を濡らし、ボディソープを掌で泡立てる。 「お姉ちゃんと、同じソープを使おうね♪」 優しく形駆けながら、両手で身体の全面に塗りたくる。 スッキリとしたお腹や、肩、両腕… 無論、その大きな胸にも… 表面積の大きい胸へ泡を塗り込む作業は大変である。 膨らみの根本から、先端まで絞り込むように、腕全体を使って塗りたくる。 指先がニプルに触れると、不意に感じてしまったために、甘い声が出てしまう。 ひとしきり、塗りおえると、改めて正太郎の背中へと多い被さる。 「リラックスしてね… 堅くならないで…」 ヌルヌルの胸が押し付けられると、弾力とソープのせいで、大きく背中が動く。 腰の位置にお腹を押し付けるようにして、全面をピッタリと添える。 泡にまみれた恋の両手は、迷うことなく、正太郎の下腹へと伸びる。 「堅くなってる…」 「ごめん…」 「いいのよ… ここは、堅くなってもおかしくないもの…」 幹を握りしめると、ユルユルと扱き、もう片方で、先端の膨らみを掴む。 「正ちゃんも、大人ね… 小さい頃と違って… こんなに大きい」 上下に扱きながら、先端を掴んだ指先が、高い段差をなぞる。 |
|||
「うっ… あぅ…」 「我慢しないで… 気持ちよくなれば、イヤな事も忘れるわ」 「はぁ… お姉ちゃん… お姉ちゃんが… 僕の…」 「感じてるのね… ふふ…」 「オチンチン… 扱いてる。 ヌルヌル… 気持ちいい…」 「出してもいいのよ… もう、腰が浮いてるじゃない」 「あぁ、出ちゃう… 止めて、出ちゃう!」 「イキなさい…お姉ちゃんの手に出しなさい…ほら…」 「イヤ…射精しちゃ… あっ、ダメ、止め、手を…あっ!」 ガクガクと腰が揺れても、恋は、肉棒を力強く扱き、先端を激しく摩擦する。 「出して… いっぱい、射精しなさい。いいのよ…」 「イキたくない、まだ、射精したくないよぉ」 悲鳴を上げなら、姉の二の腕を掴み。ブルブルと全身を震わせる。 「出して… 正ちゃん」 その一言が、正太郎の性欲ダムを決壊させた。 「いやぁ、あっ、イク、出、射、あぁっ!!」 大きく腰を突き出すと。正太郎は、愛する姉の掌に大量の子種汁を拭きだした。 ドロドロと、ドロドロと、止まることなく噴出する精液は、掌から零れて、風呂場のタイルまでネットリと落ちていく。 「はい… よかったね… 一杯出たよ」 脱力した正太郎のホッペにキスをする。 掌に出された白い液体を、生み出した本人の目の前に持っていく。 「すごいね… こんなに出たよ」 そのまま、恋は弟の生み出した精液を口許によせ… チロチロと舐め初め、しまいには、ジュルジュルと吸い始める。 掌にせわしなく舌が這い回り、白い粘液が消えていく。 最後に、大きく嚥下すると、恋は、改めて弟の頬にキスをする。 「正ちゃんのお姉ちゃんへの愛… 美味しい♪」 存分に見せ付けられた正太郎の下腹では、すでに射精以前の角度を取り戻していた… ***** |
|||
NEXT |